毎年、男子校や女子校から共学に移行する学校があり、共学化に併せて新校舎や新制服などイメージが変わることで人気化するケースがあります。2011年度は、貞静学園、東星学園、目黒学院(特進コースのみ)が共学となりました。
私立高校には、特進コースや選抜コースなどを設置し、進学指導に力を入れている学校が多く見られます。 最近では、特進を文系と理系に分けたり、さらに文系を文理特進、理系を医歯薬系や薬学系に細分化する学校も出てきました。また、進路希望別に細かく類型別に募集したりするケースもあります。
また、西武文理(埼玉県)のエリート選抜東大クラス、桜丘の特待クラス、淑徳のスーパー特進クラス、淑徳巣鴨のアルティメット、宝仙学園の理数インターなど特進コースの中でさらに選抜的なクラスを設置する学校も増えています。2012年度には京華がスーパー特進コースを新設する予定です。カリキュラムなど、具体的な学習内容を把握しておくことが必要です。
京華商業・村田女子などのように通常の進学コース以外にも実業教育を目指し、小論文・英語・簿記・情報処理の能力で大学進学が可能な学校も人気を集めています。こうした学校では、「なんとなく普通科へ」ではなく、自分が何をしたいのか、自分には何に適性があるのかを問い直す機会を作っています。
2011年度の推薦入試は1月22日から実施されました。都内生が受験できる推薦入試は、合格したら必ず入学する単願推薦のみです。(併願推薦・B推薦制度を実施している学校もありますが、その対象は都外生となります。)
推薦入試には12月の入試相談(中学校の先生と高校の先生で行われる事前相談)を経て推薦基準に達していればほぼ合格できる推薦と、推薦基準はあくまでも応募資格で学力を見極めるための適性検査で基準に達しないと合格にならない推薦の二通りがあり、形態は学校によって異なります。適性検査の受験が必要な推薦入試では、適性検査の結果と内申との合算方式をとる学校もあります。
受験生の公立志向が高まり、私立高校の一般入試は全般的にはここ数年緩やかになっています。しかし、上位の大学付属校や大学進学実績を上げている学校では依然として高倍率の厳しい状況となっています。
東京私立高校の一般入試は、7割以上の高校の試験日が2月10日に集中し、2月13日までに大半が終了します。
また、他校を第一志望とする場合に、他校に不合格だった場合に入学する条件で一般入試において併願優遇制度を用意する高校も多くなっています。私立高校の入試では、一部の上位校を除いて、ほとんどの高校で何らかの優遇制度を取り入れています。受験生の多くはそれらの優遇制度を活用して入試に臨んでいます。第一志望であれば単願推薦制度を活用することはもちろんですが、一般入試でも活用できる制度の情報を得ることが重要になっています。(受験する可能性がある高校の説明会には必ず参加して、どんな優遇制度があるのかを確認してください。)