都立高校の入試は大きく分類すると、「推薦入試」と「一般入試」に分けられます。
選抜試験は普通科は募集定員が男女別に決められていますが、専門学科、総合学科、普通科のコース制・単位制は男女合同の選抜となっています。
都立高校の一般入試は学力検査点と調査書点を合計した総合得点順に選抜されます。 全日制課程の場合、原則として学力検査点は700点、調査書点は300点、総合得点は1000点満点です(3教科入試の場合は学力検査点600点、調査書点400点)。 面接や実技を実施する学校ではさらにそれらの得点も加えた総合成績順に選抜されます。
1. 調査書
3年次の9教科の評定を使用し、下記のように調査書点を算出します。
① 換算内申を算出
入試科目である5教科はそのまま積算し、実技4教科は2倍します。
3教科入試の場合、学力検査を実施しない教科(社理音美体技・家)の内申を2倍して算出します。
② ①で算出した換算内申を300点満点に拡大
2. 学力検査
学力検査は5教科(国語・数学・英語・社会・理科)または3教科(国語・数学・英語)で、各教科100点満点です。
5教科合計の得点を700点満点に拡大した数値が学力検査点となります。
定時制課程の入試科目は3~5教科の間で各校が選択、学力検査と内申の比重は「7:3」または「6:4」のいずれかを各校が選択しています。
入試問題は基本的には全校共通ですが、国・数・英の3教科を独自の問題で行う自校作成問題実施校もあります。
[自校作成問題実施校]
進学指導重点校 | 日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立 |
進学重視型単位制高校 | 新宿・墨田川・国分寺 |
3. 各校独自の検査(面接・作文・小論文・実技等)
一部の高校で実施されます。実施する場合は、点数化して合計点に加えられます。
都立高校の選抜は学力検査点と調査書点の合計点(総合得点)で行われます。実際の入試と同じ計算方法で判定を行う都立Vもぎで合格の可能性を確認すると良いでしょう。